2006年7月24日 (月)

新米

もうまもなく、平成18年産のお米が出荷されます。

米の商売をしていて、たまに呆気に取られることが有りますが、その一つに「新米」という米のとらえ方があります。

「新米」は「採れ立てのお米」の呼び方です。秋に「稲刈り」がありますので、例えば18年産なら、平成18年の秋から年末まで米袋に「新米」と表示しても許されますが、年を越すとだめです。

お客さまで、年を越しても「新米をくれ」 といわれる方がおられますが、年を越すと「新米」という売り方は無くなります。

では、その平成18年産米が「古米」になったのかと言われると、そうではありません。平成19年になっても、「新米」と表示はできないが「古米」でもありません。その時点で「古米」と呼ばれるのは平成17年産です。

つまり、一つ前の産年のお米が「古米」です。一番、新しい産年のお米は「新米」と表示できないが「古米」とも呼びません。

店に買いに来られて、「新米がない、古米ばかりなのか?」と聞かれれば、今の説明になります。でも、くどい説明は特に男性に嫌われますので、感覚的に5月くらいまでは「それ新米ですよ」 と言ったほうが、すっきり伝わります。袋の表示はしませんが、新米という説明は許されます。

困るのは夏場の今の時期です。店に並んでいるお米は、「新米」登場で「古米」と呼ばれるまで後わずか1~2ヶ月。夏場はお米の味もダウン傾向です。

もうすぐ、7月末には、鹿児島県、宮崎県の「新米」も出荷されますが、北陸、東北の「新米」はまだまだ先のこの時期に「どの店に行っても新米がない、まずい古米ばっかりや、」とお怒りのお客さまがおられます。そういう時は、今買っていらしゃるお米より、少し高いお米をお勧めして、そのクラスのお米の新米が出始めると、もとのお米に戻すようお勧めします。

お米へのこだわりはお客様によって、本当に変わります。

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2006年7月23日 (日)

「コシヒカリ」の原種

百姓米上野さん 農家紹介

綺麗に撮れた「稲」のお写真ですね、中央に白く写っているのは、「稲のオシベ」だと思います。稲の花は年に一度1~2時間しか開かないのだそうです。稲にとっては一生に一度だけ、しかも1時間ほどで開花は終わります。

「花も実もある人生」と生きたいところですが、「花は短いが実りは長い」稲の一生です。このお写真は開花がすでに終わり、一度開いた「もみ」が閉じたところでしょう、白い「オシベ」が外にはみ出したまま「もみ」が閉じたという状態だと思いますが。違ったら上野さんお知らせください。

「百姓米上野」さんでは、「コシヒカリの原種」を栽培されているそうです。「お米の品種」というのは「種(タネ)の種類」ということですが、コシヒカリ、秋田こまち、ひとめぼれ、ささにしき等、登録されているものだけで何百もあります。

しかし、「コシヒカリ」だけとりあげても、何度も品種改良が行なわれてきました。もちろん日本では、DNA(遺伝子)の操作などではなく、品種どうしの掛け合わせで研究されているそうです。

私たち米業界の者も、初期の「コシヒカリ」はもっと小粒だったとか、もっと「味」があったとか、いやいや「ねばり」が良かったとか、と話します。確かに「コシヒカリ」のデビューはそれまでの品種との味の差にショックを受けた米業界でした。

初期の「コシヒカリ」は、台風に倒れやすく、病気にも弱い性質であったと聞きます。しかし、なんと言ってもそれまでに無い、美味しさを備えた「コシヒカリ」は、当時の硬直的な「食管制度」のせいもあり、消費者が望む銘柄を自由に仕入れられなかったことで、幻の銘柄米として一機に「コシヒカリ」の人気に火が付いてしまったのです。

そうすると、全国的に「コシヒカリ」の作付けが始まり、農業経営の観点から安定的に収穫を得るために、品種改良の必要があったということでしょう。

やっぱり、私も昔の方が今より小粒で味が少し良かった気がします。

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2006年7月22日 (土)

条件反射

「梅干し屋 坂本くにゆき」さん 農家紹介

このお写真を見ると口に唾が湧いてくるのは私だけでしょうか。私は生まれも育ちも和歌山なので子供の時から梅干は有って当たり前という環境でした。

もちろん、こんな立派な南高梅ではありませんでしたが、夏休み後半は必ず冷たい飲み物の飲みすぎでお腹をこわしていた小学生の私は、随分「おかゆ」と「梅干」のお世話になりました。

いつも農家の親戚から、自家製梅干を送っていただき、お陰で私の腹痛はたいてい「梅干」、ひどい腹痛は「梅干の壷に溜まった梅酢」を食して乗り越えておりました。

ですから、わが家の梅干はハチミツなどの入った甘い軟弱なものではなく、梅干を想像するだけで唾が湧く、それだけで当社のお米で炊いたご飯なら、お茶碗一杯はいけるお得な梅干なのです。(それだけ当社のお米は「おいしい」と言いたい)

ところが、ある年。

親戚のオバチャンが「梅干漬けたから」、と届けて下さった梅干は甘かった・・・・のです。

そのオバチャンいわく、「うちの梅干スッパイから、子供でも食べやすいように甘く漬けたよ」 と言うわけですが、今は研究で甘い梅干も美味しいものが沢山ありますが、私の子供のころですから、30年以上前の話です。砂糖をつかった梅干は、子供の私でも違和感のある味でした。

そして、次の年、母親が「ならば私が漬けてあげよう」 と梅を購入、挑戦致しましたが、「天日干し」の作業で、見事に梅にカビを生やしてしまい。 失敗!

それ以降、わが家では「梅酒は漬けても、梅は漬けるな」 という変な家訓が生れたのです。

この坂本さんのお写真はどの工程なのでしょうか、「南高梅」は梅の王様、その「南高梅」を自然落下するまで、木で熟成させておられるとは梅の実が立派なハズです。でも、その分、梅の木の負担も考えると収穫後の木へのいたわり、お世話も大変ですね。

また、「南高梅」は果肉は豊富でも、皮は本当にうすい梅です。だから値打ちが有るのですが、作業のお気遣いも大変なのでしょうね。

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2006年7月20日 (木)

妙高の湧き水

小出農場さん 農家紹介

「こんこん」と湧き出るこの泉は、新潟県妙高の小出農場さんが丹精込めた「認証特別栽培コシヒカリ」の栽培に使用されている妙高の湧き水です。妙高山から湧き出るこの泉は、年中尽きることがないそうです。

当社の小売店でも、「新潟県妙高産の認証特別栽培コシヒカリ」を販売いたしておりますが、夏場で味の落ちるこの時期でも大変人気の高い商品のひとつです。

そのうえ、こんなきれいな水を使って育てられた「小出農場さんのコシヒカリ」は、さぞかし美味しいでしょうね。

あまり知られていませんが、美味しいお米産地の条件のひとつに「日中の気温と夜の気温の差が大きい所」というのが有ります。コメ業界でも、おいしい産地として目星を付けられる所は、この一日の寒暖の差が10度近い所が多いものです。もちろん、それが全てでは有りませんが。

「妙高」はその条件に適った土地です。

しかし、お米にとって、この過酷な生存条件は、コメ農家さんのご苦心と技術の見せ所です。気を抜くと美味しいお米どころか、冷害で収穫できないことも多々あります。

この過酷な条件を作り手の愛情を受け、耐えて育ったお米が、皆がうなづく美味しいお米に成長します。

ともあれ、暑い毎日、この冷たい妙高の湧き水を一杯飲んで見たいものですね。

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2006年6月 4日 (日)

フィルムを知らない子供たち

私の父親は8ミリフィルムカメラの愛好家で、よく子供たちの運動会や、家族のちょっとしたイベント、果ては親戚の皆さんの様子などをカメラに収めておりました。

ときどき自宅の二階にこもり、撮り貯めた多くのフィルムを整理、編集するのですが、それがまた楽しそうでした。

当時の8ミリフィルムは今のデジタルビデオとは違い、一コマ、一コマを撮影した幅8ミリのフィルムの帯をぐるぐる巻きしたもので、映画と同じく連続で一コマ、一コマを映写機にかける事により、あたかも映っている人や物が動いて見える仕掛けになっているものです。

一時間、二時間上映のフィルムでも直径30センチ位の巻きになってしまいます。ですから、フィルムの量は半端ではなく、それを編集するのはフィルムの裁断機で切って、薬品で別のフィルムにつなぎ合わせるという果てしない単純作業の繰り返しなのです。

その編集を確認するため、いつでも上映できるよう、昼間でも窓のカーテンを閉め光の入って来る部分があれば目張りします。家庭にクーラーなど無い時代です、夏は汗だくの作業です。

そうして出来上がった作品を、わが家や、親戚のお宅で昼間、カーテンを閉め電灯も消して上映するのですが。皆、珍しがって見ていた記憶があります。

今そういうフィルムをデジタルに記録し直して頂けるビジネスがあるそうですが、あの一コマ、一コマを見て、集中している休日の父子はもうこの時代にはいないのでしょうね。


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2006年6月 3日 (土)

アンタッチャブル

先日「ダ・ヴィンチ・コード」を見てから、我が家では映画談議が続いております。

自分の中のベスト映画は何かというと「ショーシャンクの空に」です。これは家でゆっくりと時間をとり、見終わった後もしばらく自分の考えをまとめたい作品です。

では映画館でもう一度見たい映画の代表は何か?と言われると、やはり大スクリーンならではの迫力が楽しめる作品ですね。

それに、いくら中年のチョイ軽オヤジでも服装も映画館に行くとなると、パジャマで宅配便のお兄さんの相手をするのと訳が違います。それなりの気構えが出来てしまいます。

お出かけモードにふさわしい映画それはなにか、、、、、

近くにいる家内の意見も聞いてみましょう。家内は今、得意先に送る請求書をむずかしい顔をして作っています。ちょっと雰囲気が悪いです。

「う~ん」「アンタッチャブル」です。


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2006年4月25日 (火)

心地よい朝の出来事 by 社長補佐1号

心地よい朝ですね、おはようございます!

社長補佐1号です。

 

今日は、出勤途中に心がすがすがしくなるような出来事がありました。

 

朝、いつものように電車に揺られていました。

多少混み合っているものの、満員というわけではない車内。

いつものように、推理小説などを読みふけりながら、

出入り口付近で立っていたのです。

 

すると、降りる駅の2つ前で、おばあちゃんが入ってきました。

杖をついて、ゆっくり入ってきたおばあちゃん。

自分は小説に夢中になっていたので、あまり気にも留めていませんでした。

 

「まぁどうせあと2駅で終点だ。」

 

そんな気持ちさえあったかもしれません。

 

 

すると近くに座っていた席のほうから聞こえてきた女の人の声・・・

 

「おばあちゃん、席どうぞ」

 

同い年くらいのかわいい人でした。

確かに、自分は立っていたし、なんにも出来なかったかもしれません。

でも、少し恥ずかしく感じてしまいました。

 

 

 

それと同時に、

「お席どうぞ」

その一言を言うのにいつから勇気が必要になってしまったのか?

昔はよくその一言を言っていた自分。

年月を重ねて得られたものも大きいですが、代わりに失ったものもある。

そんな、失くしてしまっていたモノがここにありました。

 

 

そう、それは心地よい朝の出来事。

次、自分も同じような状況になったら、譲ってあげよう、と。

「人のため」では無く「自分のため」に譲ってあげようと、

そう思った、朝なのでした。

(なんか今回、異様にまじめな日記!)

 

 

PS.

その後、終点についた電車。

我先にと乗客が降りていく中、道を譲りすぎて出られなくなっている女の人。

 

 

「やっぱ、この人いいひとだあああああああああああああ」

 

 

・・・いい人すぎて、損してそう・・・。

 

 

PS2.

「社長補佐1号」とそのまんまの名前でmixiをはじめたのですが、

友人がいっぱい出来ました(^^*)b

みなさん、ありがとー!

 

 

 

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